グラボも入るぞ! ITX68000Lを紹介!

3Dプリンター/DIY

目次

ことの発端

ご好評いただいているITX68000シリーズですが、ふゆきには不満がありました。
その不満とはズバリ「メインPCとの使い分けがめんどくさい!」
私は複数台の使い分けが苦手なようです(汗)

よくよく考えてみると、メインPCと愛機ITX68030との性能差はCPUとグラボの有無のみ。

フォロワーさんからもグラボが入るといいんだけどねぇ~
と言われることがありましたが、私自身が一番感じていたことだったと思います。

いつもながら、制作にはトラブルや超えなければならない壁などたくさんありましたが、そのあたりは割愛。
また夢を一つ叶えることができました。

ITX68000Lの対応パーツ

対応マザーボード:一般的なMiniITX
CPUクーラー:高さ105mmまで
電源:SFX-Lを搭載可能(ただし電源コネクタとFANの位置に注意)
ビデオカード:2.5スロット、長さ270mmまで
ケースFAN:背面60mmを2基、底面80mmを1基、天面60mmを1基まで搭載可能
2.5インチSSD:2基搭載可能
サイズ:幅140・高さ325・奥行き295mm
素材:ABS、レジン

ギャラリー

こんなすごいものが作れるって、本当に幸せな時代になりましたよね
人生を変えてくれたEXPERT、そのHDモデルとして制作しました
TOPのメッシュも実機さながらに再現(プロト版なのでリセットボタンの位置が少し変)
デスクが散らかっているけどへーきへーき
サイド部、電源とグラボ部にはハニカム構造のメッシュを施して、底面部から空気を流せるようにスリットをあしらいました
サイドパネルは2本の手ネジで固定
DIN部は銀縁だけでなく、実機と同じような窪みを再現!

フロント部の拡張

ITX68000はD-SUBにUSB3.1のAコネクタをあしらっていましたが、Lサイズになったことで少し余裕ができました。
これによりUSB3.1 Gen2のType-Cコネクタをあしらうことができました。
マザーボードのType-Eコネクタに接続することで利用可能です。
プロトタイプのダミーでつけているボリュームノブは回転可能でしたが、これを廃止し、ボリュームノブをキャップ式にすることで
Type-Cがこんにちわするようにしました。

クリアパーツの作成

ここまで大きいとLED部が単なるスルーホールだと目立つため、クリアパーツを作りました。

ITX68000ではスルーホールを採用していましたが、実機に寄せるためにクリアパーツを研究しました
クリアパーツもバッチリ、今回はITX68030の電飾基板を流用しました

FANの取り付け

背面と底面部(写真のビデオカードはGeForce RTX4070Ti GV-N407TEAGLE OC-12GD R2.0)
天面FANは丈夫パーツにマウンタを取り付けて固定

PCパーツの組み込み

制作中はシングルサイズの水冷搭載を目指しましたが、TOPフロータイプの空冷のほうが冷えるという結論に至りました。
CPUはRyzen 5900X、CPUクーラーはNoctua NH-L12S
ビデオカードはGeForce RTX 3070 Twin Edge OC LHR ZT-A30700H-10PLHR

FFやCineやらのベンチマークをガンガン動かすとFANがうるさく回りますが、しっかり排熱できているようです。
かれこれ2ヶ月くらい使ってますが、普段使いでは本当に静かなものです。
大満足!!

電飾パーツ

ITX68000ときたらオリジナルの電飾パーツですよね。
ここまできたら電飾も作らなきゃ、ってことでZえもんのお兄さんにお願いしました。
見よこの迫力をっ!

サイズ感

(左から)ミクロ・ラズパイケース(ヘルメッツ様)・Z・ITX68030・ITX68000L・実機

ホワイトデカールをグレードアップ

MD版のX68000ロゴは、トナー版に張り替える予定だったので、あえてやや高い位置に貼り付けていました。
ゴールドエンブレムはMDプリンタで制作。

これまでアルプス電気のMD5000を使いホワイトデカールを作っていましたが、ベタ面積のカスレが酷いという弱点がありました。
今回清水の舞台から飛び降りるつもりで、ハイキューパーツさんのレーザープリンタ用の蛍光ホワイトトナーを購入しました。
トナーだけで40000円と痛い出費でしたが大満足(^^

XVIの鼓動

ITX68000Lの完成から3ヶ月。
みんな大好きX68000XVIモデルも作らなきゃね、ってことで制作しました。
2024年の2月の段階ではこれが愛機です。

我ながら凄まじい出来栄え(^^
この言葉になんど救われたものか・・・
(10Mと16MHz)どれにしようかしら、これがいいわっ!
クリアパーツもばっちりさ!

あとがき

初代型の制作期間は1ヶ月ちょい、できることを一通り取り入れた感じです。
配布するなら、安定して出力できるように、スライス設定を詰める必要があります。
そして、つよつよパーツを使って一日中ハイエンド系のゲームを遊んでも大丈夫、という実例がほしい。

正直なところ制作難易度が高いため、配布には二の足を踏んでいます(XVIとか特に作るの大変だしね…)
今後の展開はX(旧Twitter)によるポストを御覧ください。

おしまい

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