目次
試作その3(もうちょっと本気を出す)
せっかく資料を頂いたので、3度目のモデリング。
3回もモデリングすれば慣れたもんで、3時間くらいでメッシュ部以外一通り作り直しました。
そして、試作2のときの筐体は横幅8cmだったのを6.5cmへ小型化。
(ちなみにダイソースピーカーは横幅6cm)


小型化ついでに最適化もしたので所要出力時間は本体部で約12時間へ短縮、いい事ずくめやで。
片側だけど、いざ視聴!
片側(L)だけ完成、同じくスペースハリアーのBGMを流してみる!
小さくしたことで多少音の鳴りは変わったけど、劣化したという印象ではないのでこれを採用!
あとはメッシュ部をどうするか?
メッシュ部分をどうするか?
さてメッシュ部分です。
これまで色々なものをつくってきたものの、3Dプリンターでうまく出力できるか心配だったので、
3Dプリンター以外でなんとかできないものか?と、悩んでいました。
ということでツイッターのフォロワーさんに相談したところ、パンチングシートを加工してみては?
というアイデアを頂き、喜び勇んで東急ハンズへ。
ちょうど良い見た目のパンチングシートがそこにありました!
しかし、0.5mm厚のそれを手に取るも、型を作ったとしても曲げられる気がしないと悟る。
100均やら色々周りアイデアを張り巡らせるも、うまくいくイメージがつかめませんでした。。。
メッシュの制作
悩むよりもモデリングしたほうが早いだろう、ってことでCADソフトを起動。
これまでの経験から、こういった形状の出力は光造形のほうが適していると思っているので、
厚みをなるべく均一にモデリング。
穴は1.2mmとして、フレームに入れる関係からちょっとだけ小さいサイズで制作。
モデリングの手法は色々あるのだと思うけど、泥臭く1つ1つ穴をあけるべく
ボディを作っているのでCADツールが重い重い。。。
2-3時間の格闘の末、スライスして出力。


メッシュ部分は4時間ちょっとで無事出力できたので、フレームに取り付けることに。
フレームとメッシュはグルーガンを使いビビリが出ないように固定する。
予想よりも本物っぽくできたのでR側も出力。
15時間後、念願のステレオ接続に!
スピーカー間のケーブルですが、よくある硬い安物ケーブルにありがちな
「ケーブルの硬さのために本体が動いてしまう」のが大嫌いなので
良い意味でフニャフニャななめらかケーブルを目指します。
これを実現するために、秋葉原にあるオヤイデ電気さんで購入したシリコン皮膜のケーブルをつかいます。
1:ケーブルをスミチューブに通してL側に半田にて接続。
2:未接続側のケーブルの端を電動ドライバーに取り付けて回すときれいなねじりが作れます。
3:2をキープしつつヒートガンでスミチューブを収縮させて完成。
何年か前にポータブルオーディオプレイヤーを使っていた時に拗らせた
イヤホンケーブル制作のスキルが活かせました。

次にアンプですが、電源、オーディオイン、スピーカーアウトそれぞれに半田し、スピーカー内のマウンタに合わせ、背面からナットで固定。その後ボリュームのつまみを取り付けるだけとお手軽です。
しかしそれだけでは面白くないので、音質向上をねらってスピーカー内にフエルトを詰め込みます。



アンプを変えているせいもあってか、これでもボリュームはかなり低めです。
ということで1/2サイズのCZモニター用ステレオスピーカーがここに完成!
やっててよかった68道♪
あとがき
試作その1は2020年9月に着手。
試作その2は2020年12月29日に着手。
試作その3は2020年12月30日に着手、同年12月31日に完成。
ブログ着手2021年1月1日、投稿完成1月26日(おそっ)
写真資料を頂いた時に、オリジナルのCZモニタースピーカーは
10cmサイズのスピーカーユニットを搭載していることを知る。
ダイソーのスピーカーには5cmサイズのスピーカーユニットが使われているので、
3回めのモデリングではちょうど1/2サイズになるように調整しました。
限られたデスク周りの都合上1/2はちょうどよいのですが、
いつかオリジナルサイズのスピーカーも作ってみたいと思っています。
2022年12月、配布に伴い「 組み立て編 」を投稿しました。
よろしければ、こちらも御覧ください。
おしまい