15/24/31KHz対応! X68000にふさわしい最強レトロPCモニターをつくる(8)

3Dプリンター/DIY

こんなに話数が増えるとは思ってませんでした。
その1(外装モデリング)、その2(内部構造)、その3(出力と下地処理)、
その4(電子工作)、その5(ケースの組み立てと下地処理)、
その6(塗装とデカール)、その7(内部の組み立て)制作の続き、
念願の完成のお話です。

目次

LCDパネルとコントロールボードの接続

コントロールボードにはフラットケーブルがついていて、それをLCDにつなぎます。
今まで扱ったことがないコネクタで、老眼のおっさんにはちょっとつらい細かさでした。

こういうケーブルがついてきます
LCDにあるソケットに挿しこみます。表裏に注意!

じつはこのケーブルが短いため、フロントと背面のパーツを閉じながらでないと
取り付けができませんでした。 一人では写真が取れないので割愛(ごめんなさい)

あと一歩やっておきたいことがある

ここまで作ったならば、あと一歩「背面のステッカー」を作りたいのが心情というもの。
ということでフォトショップでちゃちゃっと作りました。

旧シャープロゴが渋い
シールの余白には操作パネルの説明をば

単純にカラーレーザーで印刷しただけです。
このシールを利用しましたが、なんとなくオリジナルのシールに質感も似ているように思います。
エーワン ラベルシール 耐水 耐光 屋外用 下地が透けない 光沢フィルム レーザー A4 10シート 31034

そして完成?

フロントと背面のパーツをネジ止めして完成です。
ここでもM3-8mmのネジを使いました。
スタンドと上部ははめ込みとしましたが、意外にも問題なく固定できています。

ばばーん!
HDMI・DSUB・電源コネクタはもちろん、操作用の穴もバッチリ!
モデルNOはCZ-617Dと勝手に命名
操作パネル周りはこんな感じ

赤のスイッチはその日の気分で青に変えられるように、単にはめ込んだだけ。
当初コントロールボードの電源ボタンとの連動を考えたけど、
実際のところアダプタつないだら電源ボタンなんてめったに押さないので
今回は連動なしとしました。

色々な周波数でテストする

ツイッターにてX68000を使ったモニターチェックツールの存在を知りました。
カタさん(@kata68k)という方が作成されたものですが、こちらを使って色々表示してみました。
中には見えづらいモードもありましたが、
15/24/31KHzすべての周波数、画面モードで画面が表示されました!
(自称)最強レトロPCモニターは伊達じゃありません!

各モードバッチリ表示されます!(動作を保証するものではありません)

感動を動画でお見せします

今回はグラディウス2をデモに使ってみました。
音は左右のCZ風1/2サイズのスピーカーから鳴らしています。

X68000にふさわしい最強のレトロPC用モニターを自作してみた!!
背面のステッカーを貼る前に撮影しました

次回の(居残り編)にて完結!

完成の喜びもつかの間、数日使ってみるとミニチュアモニターと違って
フロント部のデザインに違和感をおぼえるようになりました。
オリジナルのCZはディスプレイとの境界部分は限りなくフラットとしていましたが、
それが表現できていませんでした。
気になってしょうがないので、データを見直してフロント部のみ作り直しです。
(グルーガンでLCDを外せるように止めておいてよかった)

更にしっくりくるようになりました

本当であれば今回で完結の予定でしたが、フロント部の再作成をもって完結といたします。
もう少しだけつづくんじゃい!

つづく

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